「 2010年03月10日 」一覧

HA group

今さらですけど HA group について。
HSRP の Interface track のなんかめんどくさいやつです。
それ以上でも以下でもなんでもないです。
Priority の設定が細かくできるようになってるだけで、概念は Interface track そのものです。
ネットワーク機器っぽくて悪くはないんですけど、もうちょっとシンプルにしても良かったんじゃないかと思ってます。
Active と Standby で持ち点を比較して、点数の高いほうが基本的に Active になります。
点数のやり取りは Network Failover のパケットでやるので、Network Failover は必須です。
で、点数の基準は Trunk (channel) と pool のメンバがどれだけ生きてるか。
メンバが死ぬと点数が下がります。
はい、ここで気づきますが Active と Standby で同じ pool を監視してはだめです。
メンバダウンのタイミングによっては Failover → Failback のコンボが発動します。
Active Bonus である程度は回避できると思いますけど、基本は直接つながってるリンクを監視するものだと思ってください。
リンクダウンすると瞬間 Failover するので結構楽しいです。
ちなみに /var/log/ltm (だったかな?)に点数ログが出るので確認用に。
tmsh でも色々見ることができます。
マニュアルに色々くわしく書いてあるので、見といて損はないですよ。
点数の割り振りは正直考えるのがめんどくさいので(というか設定ガイドラインとかないし)、リンクダウンで即 Failover させるって使い方が多くなるんじゃないかなあ。