unix configuration files

BIG-IP は Linux でできてます。
それは誰にとっても悪いことではないんですが、時としてそのせいで問題が起こります。
例えば、ネットワークアプライアンスなのに、Linux としての側面が強すぎて、設定情報を一発でリストアすることが不可能な場合が多々あります。
cisco のルータなんかだと show run を流し込むだけでいいんですが、BIG-IP ではそうそううまくいきません。
これは善悪両面あると思うんですが、そのあたりの改善は少しずつされているというお話です。
SOL8436: Overview of UNIX configuration files
確かに今さらではあるんですが、あまり認知度が高くないようなので書いてます。
v9.4.2 からの変更点です。
BIG-IP のコンフィギュレーションファイルに Linux の主要な設定を記述しておいて、起動時に Linux の設定ファイル(例えば /etc/hosts.allow とか)を動的に生成してくれてます。
逆に言うと /etc/hosts.allow を編集しても、再起動したら BIG-IP のコンフィグファイルの内容でリセットされます。
メーカが販売している製品としては少々最初の方針がお粗末だった気がしてます。
Linux としての部分はまったくいじれないようにしたほうが多分楽だったのでしょう。
ただ、Linux として使えるようにユーザに開放したことには個人的には好感を持ってます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加